ノンメタル治療
金属を使わない治療
個人差はありますが、被せ物など治療で使用した金属が長期間お口の中に存在することで、お口の中のトラブルやアレルギーといった全身の健康に影響する場合があります。このような場合に、お口の中で使われている金属を、身体に優しい材質に置き換える治療がノンメタル治療です。
※金属アレルギーなど心配な方が、金属アレルギーの予防として行うことがあります。
金属を使う治療のリスク
ガルバニー電流
アルミホイルや金属製のスプーンを噛んだ時にキーンとした経験はありませんか?その正体がガルバニー電流です。口は脳に近い場所に位置しており、口の中で電流が発生すると様々な身体の不調をもたらすことがあると考えられています。
金属アレルギー
長い間、口の中に金属が入ったままになると、唾液、食物、細菌が出す酸など様々な影響で金属がイオン化し溶け出し、歯ぐき、唇、舌などに炎症、味覚障害を起こしたり、血液から全身に取り込まれ、アレルギー反応を起こす場合があります。
歯ぐきの着色
口の中の金属が時間の経過と共にイオン化することで溶け出し、歯ぐきが黒っぽく変色してしまうことがあります。
ノンメタル治療で使う素材
※ノンメタル治療は、ほとんどの場合、健康保険が適用されません。
☆様々なタイプがあります。
☆金属のバネがない
>インプラント
インプラント治療のメリット
- 入れ歯の留め金によって、歯などに痛みを感じる場合があります
- 異物感、違和感があります
- 審美性に欠けます
- 粘りのある食べ物や硬い食べ物に苦労します
- 留め金を必要としないために、口の中がスッキリし、審美的にも良好です
- 治療から2ヵ月で、自分の歯に近い感覚で、噛むことができます
- 粘りのある食べ物や硬い食べ物に関係なく、食事を楽しむことができます
- 隣の健康な歯を削り、悪化させます
- 支える歯に負担がかかります
- 支える歯が2本以上必要です
- 歯の抜けた部分の骨が次第にやせていく場合があります
- 歯のない部分に、インプラントを入れるため、健康な歯を削ることはありません
- 自然な感覚で、噛めるようになり、顎の骨の健康を維持することができます
- 治療から2ヵ月で、自分の歯に近い感覚で、食事が楽しめます
インプラント治療について
インプラントで噛めるようになるのは、使用するインプラントの種類や埋入する場所、顎骨の状態、手術の経過によっても異なってきますが、手術後2ヵ月を目安にしています。その2ヵ月の間、基本的には抜歯と同様に普通の食生活をすることができます。
正しいブラッシングと定期検診をしっかり受けることによって、15年以上良好に維持されている患者さんもたくさんいます。正しい手入れがインプラントを長持ちさせることにつながります。
インプラントは、歯を抜く場合と同程度の手術が必要です。麻酔をしますから痛みに耐えながら治療を行うことはありません。手術後、麻酔が切れても、抜歯程度の痛みしかありません。そして、2ヵ月後には、食べ物をインプラントで噛めるようになります。
歯を抜いた時、すぐにインプラントを埋入する簡便な方法もあります。わざわざ穴をあける必要がないので、負担がありません。インプラント埋入による痛みもありません。
治療における制限
患者さまの健康状態や顎の状態によって治療ができない場合があります。また、きちんとブラッシングができない場合や定期検診を受けられない場合も、インプラント治療の不適応となります。詳しくは、歯科医師に相談してください。